SaaS(Software as a Service)とは?
SaaSはクラウドサービスの中で最も完成されたモデルです。
ユーザーは「完成されたアプリケーション」をレンタルして利用するだけで、すぐに使い始められます。
代表例は「メール」「金融ソフト」「メッセージアプリ」「各種業務ソフト」などです。
特徴
- 柔軟性はやや低めですが、技術知識がほとんどなくても、すぐに利用開始が可能です。
- アプリケーションの管理やインフラ、セキュリティなど、ほとんどのことはクラウドプロバイダーが担当します。
- ユーザーが管理するのは「データ(入力内容)」「使うデバイス」「アクセス権のあるユーザー」など、基本的な部分のみです。
共同責任モデル(Shared Responsibility Model)
SaaSでは、クラウドプロバイダーの責任範囲が最大になり、ユーザーの責任は最小限です。
プロバイダーは「データセンターの物理的セキュリティ」「電源」「ネットワーク接続」「アプリケーションの開発や修正プログラム管理」など全て担当します。

SaaS 環境では、以下の3つの項目に対して、ユーザーが責任を負います
- システムに入れるデータ → どんなデータを保存するか、その管理
- システムへの接続を許可するデバイス → どのパソコンやスマートフォンから接続させるか
- アクセス権を持つユーザー → だれにアクセス権を与えるか、その管理
クラウド プロバイダー(Microsoftなど)は、以下のすべての項目を担当します
- データセンターの物理的なセキュリティ(建物のセキュリティ、施錠など)
- 電源の供給と管理
- ネットワーク接続の構築と管理
- アプリケーションの開発
- 修正プログラム(セキュリティ更新など)の適用
つまり
ユーザーは「どんなデータを保存するか」「だれがアクセスできるか」という部分だけを決めて管理します。セキュリティ対策、システムの保守、アップデートなど、複雑な部分はすべてクラウド プロバイダーが行ってくれるため、ユーザーは安心して利用できます。
主な利用シーン
- 電子メールやメッセージアプリの利用
- 業務用の生産性向上ソフト(ドキュメント管理、表計算など)
- 経費管理や財務ソフト
このように、SaaSは「とりあえずすぐ使いたい」「管理の手間を一切かけずに安全に使いたい」という場合に最適なクラウドサービスです。
まとめ
サービスとしてのソフトウェア(SaaS)は、インターネット経由で完全に開発されたアプリケーションを「借りて」使うクラウドサービスです。自分でソフトをインストールする手間がなく、最小限の技術知識だけで使用できます。
ユーザーが管理するのはデータ、デバイス、アクセス権という3つの項目だけで、セキュリティやシステム運用などの複雑な部分はすべてクラウド プロバイダーが担当します。
電子メール、ビジネスツール、会計ソフトなど、日常的に使うアプリケーションの多くがSaaSとして提供されており、初心者からプロまで、幅広い人々に利用されています。