Cookieとは
Cookieとは、Webサイトを訪問したユーザーの、主に行動情報を、ユーザーのコンピューターに一時的に保存する仕組みです。
Cookieとして保存される情報例
- Webサイトを訪問した日時
- 訪問回数などのアクセス情報
- WebサイトにログインしたときのID、パスワードなど、ユーザー自身で入力したデータ
CookieはWebサイト利用を便利にする
Webサイトを見るだけで個人情報を見られているの???と怖いことかもしれません。
でも、特にWebショッピングでは、自分のログインID、パスワード、住所など、何度も入力をしなくてもCookieに保存しておけば2回目以降に同じWebサイトへ訪問したとき、かんたんにログインできたり、カートに保存しておいてもらえたり、Cookieはユーザーの利便性を目的とした便利な機能なのです。
また、Cookieには有効期限があり、期限が過ぎると自動削除されます。
有効期限を待たなくても、いつでも自分の好きなタイミングでCookieの削除(1・2・ 3)が可能です。
1stパーティと3rdパーティーの話し
Cookieについて調べると、ファーストパーティデータ、サードパーティーデータの話しが目につきます。
あまりセカンドパーティデータの話しはありません。
なぜなら、Cookieの情報を持つのが1stパーティデータと3rdパーティデータだから。
1stパーティデータと3rdパーティデータは、Cookieという情報を使いますが、2ndパーティデータとは、他から手に入れるデータを指すため、技術的にCookieは使いません。

| データの種類 | 概要 | 主なデータ例 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|---|
| 1stパーティCookie | Webサイト管理者が収集した情報 | ユーザー自身で入力した個人データ(電話番号、住所、ID、PW、購買履歴) | 1.データの出所が明確で信頼性が高い。 2.Webサイト管理者が自分で収集できる | 1.プライバシーリスクが低い 2.1つずつのWebサイトでしか利用できない |
| 2ndパーティCookie | 他社が保有するWebサイトで発行した1stパーティーCookie | 1stパーティCookieを購入して使う。 | 1stパーティCookieのメリットと同じ | 購入してパートナー企業になる必要がある |
| 3rdパーティCookie | 第3者が集めたデータ。 | 国勢調査、国、自治体が公表しているデータ、非当事者データ | 信頼性の高い情報を活用できる | プライバシー保護のため今後廃止されると思われる。 |
2022年4月全面施行の個人情報保護法
日本の法律によるCookie規制
•データの提供先において個人データとなることが想定される「個人関連情報」について、第三者提供にあたっての本人同意が得られていること等の確認を義務付け
「個人情報保護法」をわかりやすく解説 個人情報の取扱いルールとは? | 暮らしに役立つ情報 | 政府広報オンライン
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201703/1.html
Cookie等の端末識別子は個人関連情報に該当しますか。家族等で情報端末を共用している場合はどうですか |個人情報保護委員会 https://www.ppc.go.jp/all_faq_index/faq1-q8-1/
「個人関連情報」が、Cookieで取得したデータにあたります。
1stパーティーCookie、3rdパーティCookieで取得された情報は、個人情報ではなく「個人関連情報」になります。
Webサイト運営側は、Cookieを第三者に提供するには、訪問者の同意が必要になりました。
つまり、Webサイト運営側が自分のWebサイトに自社以外の広告を表示させる場合には、訪問者の同意が必要です。
世界はもっと早くからCookie制限
個人情報保護については、世界中で重要な問題として取り組み、議論を交わしてきました。
その結果を時系列で簡単に説明します。

メディアにおけるCookieレスへの対応
Webサイト、アプリのSEO戦略も変えていく必要があります。
- 第三者提供をしている場合には、ユーザーの同意を得る
- コンテクスト広告に対応したコンテンツ内容の構成、文章、画像にする
- ユーザーの行動履歴の分析力を高める
1.ユーザーの同意を得る
Webサイトへ訪れたユーザーに、Cookie利用の同意を得る必要があります。
また、同意を得ればいいだけではなく、取得をしたデータを企業がどのように運用していくかをCookieポリシーで表示します。
さらに、Cookieの詳細設定をユーザーが自由に変更できるようにします。
ただし、今後は1stパーティCookieも利用を制限される可能性があるため、Cookie全般を使わない分析ツールや広告手法などが必要になると考えています。
すでにApple、MicrosoftはCookie制限を設け、ユーザーの同意を得なくてもWebサイトが運用できるようになっています。
2.コンテクスト広告に対応した構成、文章
コンテクスト(context)とは、文脈、脈絡、状況を意味する言葉です。
コンテクスト広告とは、メディアの文章、キーワード、文意、画像からAIが解析し、広告を配信する手法です。
最近では文章だけでなく、Webサイトコンテンツに掲載している画像や動画の情報もAIが読み取るため、内容に沿った画像と、ページ読み込みスピードを考えた構成と文章力が必要になってきます。
3.ユーザーの行動履歴の分析力
ペルソナ、カスタマージャーニー、ユーザーシナリオなど、企業のサービスや商品を認知、問い合わせ、または商品購入に至るまでを事前に分析し、Webサイト運用につなげることが重要になってくると考えます。
最後に
個人であっても、企業であっても、情報の取り扱いには最新の注意を払う必要があります。
問い合わせフォームからメールアドレスのドメインから会社や個人を特定しやすくなります。
ニックネームからはSNSにつながりやすくなります。
蓄積された、個人に関する情報は有効期限を設け、適切に削除が必要であり、管理者権限の下に大切に保管することをお勧めします。