ホームページ運用でGoogleAnalyticsを利用し、アクセス解析をしている企業が多いと思います

無料で利用できるので人気ですが、厳密には、1か月のヒット数が1,000万以下、イベントパラメーターごと25個までなど、無料版と有料版では大きく違います(※GA4ヘルプ)。
データの保存期間も最長14カ月なので、毎年バックアップを取らないと、比較解析ができません。

無料版の制限(Googleアナリティクス4)

  • 月間ヒット数:1,000万以下
  • イベントパラメータ:1イベントにつき25個まで
  • データ保持期間:最大14か月

無料版で使っているうちは「Googleアナリティクス4」と呼んでいますが、有料版の場合は「アナリティクス360」という名称を使うのが一般的です。

手持ちのユーザーデータをGA4で活用する

User-IDの活用と注意点

ショッピングサイトを新規に立ち上げたり、大幅リニューアルした場合、アナリティクスのデータがまだ少なく、すぐにマーケティングに活かせないことがあります。

そんなときに「手元の顧客情報とGA4を紐づけてリマーケティングをすれば効率的では?」と思う方もいるかもしれません。

User-IDとは

GA4には「User-ID」という機能があり、ユーザーがスマホやパソコンを使い分けても、同じユーザーとして行動を分析できます。
User-IDは 自社で定義する一意の識別子 をユーザーに紐づける仕組みです。
なお、User-IDを利用するには ユーザーの同意 が必要です。

Google アナリティクス 4 SDK、ユーザー ID 機能に関するポリシー  |  Google アナリティクス 4 プロパティ  |  Google for Developers

User-IDの仕組み

1.ユーザーの行動 
2.User-IDの付与
3.GA4で統合
 4.レポートで確認

NGな使い方(禁止されている個人情報)

User-IDに以下のような、個人を直接特定できる情報を使うのは絶対に禁止されています。

たとえWebページのCookie同意を得ていても、これらの情報をUser-IDに使うのは規約違反です。

OKな使い方(匿名化された識別子)

  • ランダムに生成した内部ID
  • 会員番号をハッシュ化した値

ただし、この場合も 利用目的を明示し、ユーザーの同意を取得する必要 があります。

法規制への配慮

GA4の規約を守っていても、日本の 個人情報保護法(APPI) や、海外の GDPR・CCPA などの法令に違反する可能性があるため注意が必要です。
不明点がある場合は、必ず法務部門や専門の弁護士に確認することをおすすめします。

企業ホームページでのGA4、Googleシグナル

私は中小企業の、コーポレートサイトを専門にプランニングを行ってきているため、アナリティクス360はおろか、アプリも解析したことがないため、User-IDを使いこなしてきていません。

それでも、ホームページ制作にかかわる以上、アナリティクスは重要指針です。

User-IDよりも不明確で制度が低いのですが、「Googleシグナル」を活用するのも有効です。

Google シグナルは、Google アカウントにログインしているユーザー のスマホやパソコンでの行動を横断的に分析できる仕組みです。ユーザーを特定する User-ID とは異なり、Google が保有する膨大なデータをもとに解析・推定している点が特徴です。

ユーザを特定するUser-IDとは異なり、Googleが提供する多くのデータから解析された情報を使用しています。

Googleシグナルは、Googleアカウントにサインインしているユーザーのデバイスやブラウザをまたいだ行動を分析する機能です。Googleシグナルは、User-IDとは異なり、Googleが提供する識別子を使います。Googleシグナルを有効にするには、ユーザーの同意と広告のパーソナライズ設定が必要です。

アナリティクスヘルプ:[GA4] User-ID で複数のプラットフォームをまたいでアクティビティを測定する – アナリティクス ヘルプ (google.com)

このGoogleシグナルを使ってアクセス解析をするにも、ユーザーの同意が必要です。

WebサイトのCookie運用 – OPPORTUNITY (amarga.jp)

GA4活用方法

企業サイトでは、
「毎月どれくらいの人がアクセスしているのか」
「どのデバイスから見られているのか」
といったデータを集める意味があるのか?と思われがちです。

しかし、GA4の解析は企業ブランディングにおいても重要な指標 になります。

通販サイトのように日・週・月単位で売上戦略を練る必要はなくても、一般企業にも 繁忙期や閑散期、求人活動、事業展開といったイベント があります。これらの動きをWebアクセスの変化と照らし合わせることで、サイトが「誰に」「どのように」届いているかを把握できます。

また、コーポレートサイトは多様なステークホルダーに向けた窓口ですが、特に BtoBの視点 を意識することが大切です。

  • 人・製品・サービスの価値を正しく伝える
  • ターゲットに合わせたコンテンツやキャンペーンを展開する
  • 適切なメッセージを継続的に発信する

これらを積み重ねることで、結果がすぐに見えにくい 企業ブランディング効果 も高まっていきます。

さらに、GA4を利用する際は 個人情報を直接収集しないことが前提 です。GA4が扱うのは匿名化されたアクセスデータであり、特定の個人を識別する情報(氏名・住所・電話番号など)は収集してはいけません。適切に設定・運用することで、プライバシーを守りながら企業価値を高める分析が可能になります。

つまりGA4は、単なるアクセス解析ではなく、
「働き甲斐のある企業づくり」と「企業価値の向上」を支える基盤 として活用できると考えています。

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