とある企業から、以下のようなご相談を受けました。
- うちで扱っている1つの製品をBtoCに向けに販売したい
- しかしその前に、ホームページをリニューアルしたい
一見シンプルなご相談ですが、既存のホームページを見ると今から15年以上前に作られたホームページで、現在の課題を見つけることができませんでした。予算は限られており、ホームページリニューアルだけで精一杯です。
さらに、ブランディングからマーケティングまでの課題が山積みですが、ゴールはホームページやSNSからの直接的な売り上げに置かれています。
3つのブランディング
「企業ブランディング」の概念を大きく3つに分けてご提案しています。
- インナーブランディング
- 従業員の会社への愛着心や思い入れを向上させ、双方の成長を促進する関係を築ります。
- サービスブランディング
- 製品やサービスのイメージを強化し、顧客の期待を超えるサービスを提供します。これにより顧客ロイヤルティを高め、長期的な関係を築ります。
- アウターブランディング
- 製品やサービス、企業価値を社外(取引先、消費者など)に共感させ、ファンを増やします。中・長期的な利益確保と成長基盤を築ります。
つまり、多くの人に、際立った独自性を理解し、個人の感情移入をしてもらうコミュニケーション活動であると、定義づけしています。
この企業ブランディングに賛同し、理解を得た後、ホームページ制作に取り組むわけですが、ターゲットを「みんな」とひとくくりにする企業が多く、中々打ち合わせが進まないことがあります。
SWOT分析、VRIO分析、PEST分析、3C分析などなど

企業ブランディングをホームページやSNSなどメディアを利用する場合、マーケティングのフレームワークを使い、目標に向かって進めることが重要です。
ブランディング戦略を通じてブレない方向性を持ち、長期的な視野を持って進めることができます。
大きな課題
会社の名前を世に示すためには、営業部、技術部、総務部など、企業の各部署が関与することが重要です。
先に述べた3つのブランディングのうち、「インナーブランディング」が欠如すると、社員が理解していなければ企業価値やブランディング情報をエンドユーザーに伝えることができません。
そのため、特に「事務員」には、打ち合わせに参加するようにお願いをしています。事務職は企業の裏方かもしれませんが、エンドユーザーが最初に接する場所でもあるため、非常に重要なセクションだと考えています。
また、企業ブランディングが成功している企業ほど、事務員が企業のリーダーとなって情報発信をしています。
インナーブランディング成功例
- (株)リクルート・・・営業活動を1日止めてビジョン、ミッションに向き合う社内イベント
- アッヴィ合同会社・・会社の戦略的方向性と優先事項を明確にする羅針盤となる5カ年計画を社員自らが主体となって策定
- 豊通マテリアル(株)・・・ベテランから若手まで様々な社員を巻き込み、2年かけてディスカッションを繰り返し、目指す方向を言語化
「うちの事務員はねぇ。。。」という経営者や管理職が多いのですが、事務職こそ、普段からエンドユーザー含むステークホルダーと日々やり取りをしているのですから、ブランディングに密に関わるように提案していこうと思います。