企業のIT環境は複雑化し、脆弱性を突いた攻撃は日々進化しています。こうしたリスクに対抗するため、Microsoft Defender 脆弱性管理(Microsoft Defender Vulnerability Management)は、資産の可視化から修復までを一元的に支援するソリューションです。
本記事では、その概要と特徴を紹介します。
Microsoft Defender 脆弱性管理とは?
Microsoft Defender 脆弱性管理は、Windows、macOS、Linux、Android、iOS、ネットワーク機器など、幅広いプラットフォームに対応した脆弱性管理機能です。
Microsoftの脅威インテリジェンスを活用し、企業内の資産を継続的に監視、評価し、リスクを減らすための推奨事項を提示します。
目的は「最も重要な資産の最大の脆弱性を迅速に修正すること」です。
主な機能と特徴
- 継続的な検出と監視:エージェントレススキャナーや統合インベントリにより、ネットワーク外のデバイスも含めて資産をリアルタイムで監視します。ソフトウェア、ブラウザー拡張機能、デジタル証明書なども評価可能です。
- リスクベースの優先順位付け:脅威インテリジェンスやビジネスコンテキストをもとに、攻撃されやすい脆弱性を優先的に修正できるよう推奨事項を提示します。CVE情報やリスクスコアも一元表示されます。
- 修復と追跡:Microsoft Intuneとの連携で修正タスクを作成し、進捗をリアルタイムで確認できます。脆弱なアプリのブロックや代替緩和策の提案も可能です。
Microsoft Defender ポータルでの管理

脆弱性管理は、Microsoft Defender ポータル(https://security.microsoft.com/)から操作します。
ダッシュボードでは、暴露スコアやセキュアスコア、主要な推奨事項、修復状況を確認できます。
さらに、ソフトウェアインベントリや脆弱性ページで詳細情報を把握し、修復要求を送信することも可能です。
コラム:セキュリティ製品も完璧ではない
公式の情報ではありませんが、セキュリティ製品もソフトウェアである以上、脆弱性を持つ可能性があります。Microsoft Defenderも例外ではありません。
しかし、Microsoftは定期的な更新とパッチで迅速に対応し、ゼロデイ攻撃にも備えています。
脆弱性管理は、Defenderを含む環境全体のリスクを減らすための追加レイヤーと考えると理解しやすいと思います。
まとめ
脆弱性管理は「攻撃される前に守る」ための仕組みです。
Microsoft Defender 脆弱性管理を活用することで、企業はセキュリティリスクを最小化し、IT資産を安全に保護できます。
参考リンク
https://learn.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/security/defender-vulnerability-management/
https://security.microsoft.com/
https://learn.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/security/